コイン
除夜の鐘と共に救急車のサイレンがなって。
地球のどこかでは一方的な攻撃が正義の名の下に繰り返されて。
人類は衰退しますか?
- 作者: セバスチアン・ジャプリゾ,望月芳郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1964/11/27
- メディア: 文庫
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今から読みます。
追:
なんだこの仏文和訳。
読みづらいにもほどがある。
彼女たちには、いつもよい香水の匂いをただよわせ、娘たちがおとなしくなくてもけっしておこらない、ミドラ伯母さんという親がわりの人がいた。
この辺、関係代名詞連鎖みたいなものが見えます。
「彼女たち」が「娘たち」になってるのも読みづらい。
やがて、ドはドムニカ、ミはミシェールとなった。ミシェールは遠くに住んでいて、バカンスにときどきやって来ると、従妹のドに自分のオーガンディの美しい洋服を着せ、口を開くと、皆の心をなごませたり、いつも<かわいい子よ>という言葉で始まる手紙を伯母さんから受け取り、お母さんの墓のうえでさめざめと涙をながしたりした。墓場の土はやわらかく、伯母さんはミ、つまりミッキー、ミシェールの肩を抱き、ドには聞こえない甘い言葉をつぶやいていた。
もう、わけがわからない。
他にも、「ときどき」を同一文中で4回繰り返したりします。
しかも、文頭は主語または時の副詞の直訳;やがて、ときどき、それから。
逆接がほとんど見あたらない。
すげー文章です、必見。