予想効果


さて、序奏が終わりましたね。
いよいよ我らが(ry


マリみては終わらない予想を立てます。
根拠三つ。
・一月からアニメ四期が始まるのに終わらせるわけがない
・スピンオフ(おしゃみて)を書いておいて終わらせるわけがない
・菜々の活躍を見ずして終わっていいはずがない
以上です。
終わりません。
商業的理由というのが悲しいけど、ここではそれに縋るしかない。
でも、作者的には乃梨子を主人公で書き始めたわけだから脈はある。

 俺の得意分野は、あまり意味のある才能ではないそうだ。
 親父曰く、物の構造を視覚で捉えている時点で無駄が多い。
 本来の魔術師なら、先ほどのようにわざわざ隅々まで構造を把握する、なんていう必要はない。
 物事の核である中心を即座に読みとり、誰よりも速く変化させるのが魔術師たちの戦いだと言う。
 だから設計図なんてものを読みとるのは無駄な手間だし、読みとったところで出来る事といったら魔力の通りやすい箇所が判る程度の話。
 そんなこんなで、自分のもっとも得意な分野はこういった故障品の修理だったりする訳だ。
 なにしろ解体して患部を探し出す必要がない。
 すみやかに故障箇所を探し出せるなら、あとは直す技術を持っていれば大抵の物は直せるだろう。

 ちさとは、ジャンケンが強かった。
 ジャンケンは、何と言っても直感がものを言う。ひらめき、と言い換えてもいい。センス、とも。
 まずは頭の中を空にする。
 両腕を胸の前でクロスさせて腕を組み、それを顔の前に持ち上げて左右の指の間にできた小さな穴から向こう側を見る、――なんて作業は一切しない。
 左手の甲を右手の人差し指で持ち上げて、出来たシワの様子を見る、――も同様。ただし一対一の勝負の場合、相手を動揺させるためにポーズだけするのは有り、だ。
 いざ勝負の時間となったら拳を握り、「ジャンケン」の言葉と共に力強く振り上げる。そして次の瞬間、空の頭の中に何十分の一という短さで過ぎる信号、これを見逃さない。信号を引き寄せたら、そのまま右指に載せる。あとは、形にすればいい。指を二本出すか、すべて開くか、握ったままか、それだけのこと。だから、直感だけでなくある程度の処理能力も必要かもしれない。一連の動きが遅ければ、そのつもりがないのに「後出し」の汚名を着せられることになる。

どこの奈須きのこですか。
と思ったけど、それほど似てもないか。
いずれにしろ、少年漫画的というかノヴェルの臭い。