四機種比較（ナマ編）

いよいよみんなが大好きナマですよー。
エロエロですよー。

前編（雑食編）はこちら：20081221

[asin:B00005HZN6:detail]
「春」Allegro
K601
冬と違って暗さは不要。
文句なし、鮮やか繊細。

Piano StoriesII

Les Aventuriers
K601≧HD595
前者の方が鮮烈で綺麗。
後者はちょっとけだるい感じなので好み次第。

N響版:交響組曲「ドラゴンクエストIV」導かれし者たち+オリジナル・ゲームミュージック

栄光への戦い〜戦闘
K601
意外だったのが低音が出ないはずのこの娘が一番迫力があった。
フラットな音の御陰で目立たない音がない。
迫り来る感じと繊細さを同時に体現、すんばらしー。

ARIA The NATURAL ORIGINAL SOUNDTRACK due (ドゥーエ)

夏の妖精
K601≧MS-1＝HD595
K601はピアノが張り出して綺麗。
後者二つは雰囲気で聞かせる感じ。
HD595の翳ったピアノはいいんだが、曲には合ってない。

The Koln Concert

Part 1
K601≧HD595
前者は濁り無し、澄み切ったピアノ。
後者のソフトフォーカスな感じがピアノオンリー曲だとマイナスに。

My Favorite Things

My Favorite Things
K601＝MS-1
前者はいつも通り。
意外なほど大健闘した後者。
古い録音に強いらしく、ラッパもきつくない点が◎。

Waltz for Debby

Waltz for Debby [Take 2]
K601≧MS-1
コメントは必要ないだろうくらい完璧な前者。
後者はドラムスが綺麗、ピアノが惜しい。

ウェイズ・オブ・タイム

MUSIC LAND
K601＝HD595
綺麗な前者。
落ち着いた後者。
完全に好みの問題。

見ての通り、ナマ音に関してK601は素敵に無敵です。
バイアスかかっていよういまいが関係ない、最高の高音です。
あとは、古い録音ならMS-1、新しい録音ならHD595という感じ。
さっぱりした曲とHD595は好み次第ですが、基本的に相性は良くないです。
翳った感じが好きでないならつまらない音に感じるはず。
（今回はヴォーカル曲がなかったので不公平だったかも。）
なので、これから古いジャズを聴こうって人には断然MS-1をオススメします。
こっちは低音が出てるのに邪魔じゃないという不思議なサッパリ感が良い感じ。
ドラムスも綺麗に鳴ってるのに邪魔じゃない、恐るべき伏兵。
さて、全然出てこなかった白い娘。
この三者と比べるのも可愛そうだが、I AM WHITEは古い録音にはほとんど合わない。
あとは、聞き手の問題かもしれないけど、密閉型の低音が邪魔。
ただ、高音ギンギラ現代曲にはマッチするので勿論使い道はちゃんとあります。